司法書士試験  一発合格へ

令和2年度司法書士試験 合格しました。

専業受験生の『廃人』生活 【司法書士試験 専業受験生】

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こんばんは。

りーすけです。

 

専業受験生は、真の「廃人」と隣り合わせです。

なぜなら、働きもせず、勉強だけしているので、勉強せずに生活が堕落すれば、それはまさしくただの「廃人」となるからです。

 

↓ 私の専業生活の勉強スケジュールです。

shoshi-kun.hatenablog.com

 

私の専業受験生活での、雑話をいくつかご紹介します。

 

①身なりを全く気にしなくなる話

わたしは、学生時代も会社員時代も他人にどうみられるかばかり気にしていました。

外出の際には、服のしわはアイロンで伸ばす、ワックスもしっかりつけて髪も整える、そういう最低限の気遣いは必ずしていました。

専業受験生になってからは、「勉強」以外は、本当にどうでもよくなり、新宿や渋谷に用事で出かける時も、髪の寝ぐせや服のチョイス、まじで適当になりました。

心なしか、店員の対応も、「何こいつ。。。」って、感じで見られていたような気がします。。(自意識過剰説ですが。)

今は、少し勉強も抑えめとなり、身なりも髪型も、元に戻り、心なしか外出先の人の対応がよくなった気がします。(笑)

人は、初見においては、見た目が7割?とどこかで聞いたことありますが、思い知りました。

 

②カーテンを閉めたままで、勉強すると、朝→夜になっている話

今年は、コロナ禍でしたので、完全自宅勉強生活でした。

完全集中モードでやりたい時は、昼飯も食べず、カーテンを閉め切り勉強しました。

わたしは、朝6:00起きの、6:10勉強開始で、18時までは、ほとんどぶっ通しで勉強します。

6時に起きて外は真っ暗、18時に初めてカーテンを開けると、やはり外は真っ暗で、まるで、昼がない北極周辺の生活を体感したようでした。

家の近くに居酒屋があり、窓を開けると、楽しそうに盃を交わしておしゃべりする声が聞こえてきます。

この声を聞くと、「社会」から疎外された感じがして、専業なんて長くやるもんじゃないなと、改めて誓いました。

 

③会話をするのは、店員と家族(妻)のみになった話

私が、専業になってから、主に会話していたのは、以下の3人です。

1. 妻

2. いつも行くファミリーマートの店員(昼飯)

3. いつも行くほっともっとの店員(夜飯)

 

2に関しては、店員:「袋入りますか?」⇒私:「はい!」の返事

3に関しては、店員:「ご注文どうぞ」⇒私:「〇〇お願いします!」の注文

 

1の妻には、「最近、話題が枠ずれの話や模試の点数の話ばかりで、面白くない」と言われる始末。

 

会話がなくなり、口が乾いて仕方なかったです。

大体こんな感じを10ヶ月繰り返しましたが、いや、こんな生活、もう無理です。。

絶対に合格であってほしい!!!

じゃあ、他の誰かと会話すればよかったじゃん!って、思うかもしれませんが、本当にそんな余裕がありませんでした。

仕事を辞めて後がないので、親戚や家族の信頼を勝ち取り、そして自分の将来を勝ち取るためには、口の中が乾燥しきるまで、寡黙に勉強する必要がありました。

 

ハローワークに通うと、人生の再起を誓って仕方ない話

かの6ヶ月合格の山本先生も、勉強期間中、無職で、ハローワークに通うたびに、わびしい思いに駆られていたそうです。

ハローワークは、決して、暗い場所ではないと思いますが、来るところまで来てしまったなという気持ちになります。

これまで、中学校⇒高校⇒大学⇒大学院⇒新卒入社という、いわゆる日本の社会が勝手に決めたレールに忠実に従って、生きてきました。

今は崩れつつあると思いますが、新卒入社の次は、その会社で定年退職が、親や親せきなどの世代が喜んでくれる王道コースです。

ついに、そのコースを完全に外れたな、、と真に感じさせてくれる時が、ハローワークに向かう途上です。

ハローワークに行くと、そういう気持ちを感じ、後がない焦燥感からか、モチベーションが上がりました。

 

⑤親や妻に申し訳なくなって涙が止まらなくなる話

一人で勉強してると、とにかく、親や妻に申し訳なくて、涙が止まらなくなる時が何回かありました。

親に対しては、大学院(理系)まで学費を出してくれたのに、会社を勝手にやめて法律の道を選択するなんて、申し訳ないという気持ち、妻に対しては、「新婚生活」を勉強で台無しにしてしまった申し訳ない気持ちです。

社会とつながりを持たず、いつも一人で黙々と長時間勉強していると、普通に生活していれば、気にしないような、本当につまらない過去の失敗や後悔など、不思議なほど、思い出させられます。

わたしの場合は、社会人から遡り、最終的には、中学校の失敗まで後悔する始末です。

そして、誰かに対する申し訳ないという気持ちも、黙々と勉強すればするほど、加速していきます。

そうなると、どんどん気持ちが沼に落ちていき、普通の生活をしていたときでは、考えられないのですが、涙が止まらなくなるんです。

社会性を断つと、自分のこれまでの記憶だけと毎日生きていくことになり、なぜか、嫌な記憶の方ばかり思い出してしまうので、それはそれはしんどいことだと、感じました。

専業生活の時の不思議な経験ですし、やっぱり完全無職の専業生活は、短ければ短い程、精神的なダメージも少ないと思います。

会社員時代は、多数の人の仕事を調整する業務が多かったので、もう人とかかわるの疲れた。。。と思ったことがありますが、完全に社会生活から離れるのは、もっと恐ろしいことだと身に染みました!!

 

ちょっとダークな記事でしたが、専業受験生となり、「廃人」と隣り合わせとなって、莫大な法律知識の記憶量を得たと同時に、「社会と繋がることの重要さ」もわかるとは、意外でした。

これまで、大学や会社員時代、当たり前に繋がっていた社会は、一度離れてみて、再び戻ってみると(今は、派遣のバイト)、何かと違った見方で見れているような気がします。

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