細かい作業が絶対に必要 会社法・商業登記法の話【司法書士試験 会社法 商業登記法】
こんにちは!
りーすけです。
以下、私の経験に基づいて、お話しするので、参考になる部分だけご活用ください^^
◎インプット (オートマシステム)
◎アウトプット
オートマ過去問⑤ 会社法・商法 12周
オートマ過去問⑥ 商業登記法 14周
会社法:8問/9問
商業登記法:6問/8問
※今年は商業登記法が難しく、6問正解は、なかなかいないとの講評でした。
・会社法
まず、会社法の勉強として、六法は必ず確認しましょう!という話を聞いたことがあると思います。
もちろん、時間があるなら六法を確認したほうがいいです。
しかし、会社法の条文は非常に細かく、読みにくい。。
ちゃんと読むと時間がかかって仕方ありません。
なので、「六法を確認するが、ストイックに読み込まない。該当箇所だけ確認し、マーカーでチェックを入れ、周辺知識を取り込まないようにする。」くらいでよいと思います。
よく、合格体験記で、会社法は条文命!!と書いているので、「ストイックに、六法の確認を頑張らないといかんかな。。」と思いがちですが、元々非常に細かい科目で気を遣うので、余計な心労を無用です。
テキストに書いてあることを真剣に細かくなぞっていく方が、はるかに効率的だと思いました。
テキストに書いてあることを細かくなぞっていく、と書きましたが、会社法は高い精度の高い知識がないと、模試で、すぐに足元をすくわれます。
模試や本試験では、ほかの科目と比べても、まるで正しそうに見える問題が多すぎます。
模試を解き終わった直後は、「今回は、会社法うまくいったなー^^」と思ってみても、蓋をあけると、4、5問/9問とかの成績がしばしばあって、腹立たしく感じたことが多々あります。
問題をよく見ると、ほんの少しだけ、条文と相違する箇所を作っているんですよね。。
こういう特徴がある会社法の問題ですから、テキストを読むときは、「細かい部分」をしっかり読み込んでいく必要があります。
何となくわかるくらいだと、出来るとき時と出来ないときの差が大きくなり、本試験で「運」の要素を大きく抱えてしまいます。
会社法に苦手意識がある方は、真剣にテキストを細かく読み込んでいって見ればよいと思います。「細かく」読むのがポイントです。
自分が出来る力で精いっぱいの読み方でいいと思います。
そういうテキストの読み方を何回も続けていれば、必ず光が見えるときがきます。
会社法に苦しむ人が多いという傾向は、この泥臭さに耐えるのがいかに難しいかを表していると思います。
是非、テキストを読む際は、「細かく」読むことを意識してみてください。
そういう意識で読むと、思いがけない知識の穴が、ぽろぽろ浮き出てきます。
私が、本当に会社法の点数が安定しだしたのは、2020年8月でした。
この時までは、本当に点数が安定しませんでした。
それだけ、完成に近づけるのに時間がかかる科目でした。
この科目は最後まで、悩み続けた科目です。
8月になっても、4問/8問とかの点数の時もあり、全然安定しないことに苛立ちを覚えていました。
しかし、ある事を意識するだけで、模試での点数も安定し、本試験では、難易度が高いと評されていたにもかかわらず、6/8問と大きくアドバンテージを獲得することができました。
ある事とは、以下のことです。
「1つの登記事項とそれに対応する添付書面の関係性をより明確にすること」
商業登記法は不思議な科目です。
それは、記述の方が、先に得意になる可能性があるからです。
どういうことかというと、商業登記法記述式の問題に書かれている登記事項は、ほとんど登記できる事項であり、最悪、全部書いたら一定の点数がつきます。
そして、添付書類である、定款や株主総会議事録などは、どれかの登記事項には必ず必要になるであろうから、とりあえず、書けばなんでも点になる可能性があるからです。
つまり、あいまいな知識でも書けば、点になるので、記述がうまくいくと、自分は商業登記法が得意であると勘違いしてしまうのです。
(一方不動産登記法は、この点異なります。不動産登記法は、抵当権設定や所有権移転など、一個の登記事項に対して、添付書面を選択していくので、記述において曖昧な知識ではもともと対応不可です。)
上記は、恥ずかしながら、私の話です。
不動産登記法記述(2020年再現答案)
商業登記法記述(2020年再現答案)
上図のように、商業登記法は、複数の登記に対して、まとめてごっちゃに添付書類を書き殴っていくので、適当な知識でも書けてしまうのです。
しかし、択一を解く際には、ある一つの登記事項に対して、何の添付書類が必要か、区別できなくては到底解けません。
ですので、択一を解けるようになるには、一つ一つの登記事項に対して、どんな添付書類が必要か、明確に確認していく必要があります。
オートマテキストでも可能なのですが、より有用なテキストがあります。
それは、オートマひな形集(商業登記法)です。
私は、なぜ記述は解けるのに、択一が解けないのか?という問題に対し、上記の改善点に気づいてから、オートマひな形集の解説部分を丁寧に読み込みました。
オートマひな形集は、1個の登記事項に対し、何の添付書面が必要かを明確にしています。
オートマひな形集をじっくり確認した上で、テキストを読み込む際に、頭の中で、登記事項と添付書面の関係性を明確にする作業が必要です。
この作業を終えると、商業登記法択一は、安定した点数となりました。
なんとなーく自分は商業登記は得意だと思ってるんだけど、模試で点数が安定しない方は、是非上記の作業を行い、一つ一つの登記事項にフォーカスする癖をつけてみるといいかもしれません。
(もちろん、会社法と商業登記法は、区別して勉強するわけではなく、予備校の教えの通り、一緒に学習を進めるべきなので、最後に注釈として、掲げときます。多分言われなくても知っているよ!!、といわれるだろうと思ったので、、笑)
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