司法書士試験  一発合格へ

令和2年度司法書士試験 合格しました。

記憶術、速読術??について。【司法書士試験 勉強法】

f:id:shoshi-kun:20210103185834j:plain

 

こんにちは。

りーすけです。

 

本日、以下のコメントを頂きましたので、回答します。

(コメントありがとうございます!!)

 

りーすけさんは記憶力はいい方ですか?
また、記憶術とか速読術とかやってますか?

 

お疲れさまです。
テキストの読み方について教えて下さい。
テキストを20回以上を読まれていますが、読み方を変えていますか?例えば後半はアウトプットを意識して読み込む→小項目を見てアウトプット出来るか、チェックしながら読む等です。

 

まず、私の記憶力は、普通レベルだと思います。

理由は、この試験を乗り越えるために、同じテキストを20周以上、こなすことが必要だったからです。

 

記憶術、速読術は色々、勉強の本に書いてあるかと思いますが、最も大事なマインドとして、以下を挙げたいと思います。

 

「''くそ真面目''に勉強しようとしないこと」です。

 

ここでいう「くそ真面目」とは、テキストに書かれている内容がわかるまで先に進まないこと、まとめノートを作ること、がっちりとした計画を立てること、等と考えています。

 

このような完璧主義のマインドを抱えたままだと、記憶も速読も、ままならなくなります。

 

理由として、以下に述べていきます。

 

 

完璧主義だと、記憶する量は、テキストに書かれていること全てであり、模擬試験の解説書に書かれていること全てであると、思いがちです。

というより、完璧にやらないと、何だか気持ち悪いと感じる方もいるでしょう。

 

しかし、物事を記憶する上で、人間の脳には必ず限界があると考えています。

日々の勉強で記憶する量をある程度、ある意味不真面目に絞らないと、本試験で「確実な知識」のアウトプットが難しくなります。

(記憶量を絞るには、オートマでも何でもいいので、テキストを必ず1シリーズにすればいよいだけです。)

 

よって、一番大事な記憶術、というよりマインドとして、「くそ真面目に勉強しない=何でもかんでも覚えようとしない」ことが重要です。

 

もちろん、速読もそうです。

途中で分からないからと、立ち止まることがあまりに多いと、全然先に進みません。

速読する際も、ある意味不真面目に、理解できなくても、どんどん進んでいく必要があります。

「くそ真面目に勉強しない=長い時間立ち止まって、学者のように検討しない」です。

 

上記のマインドを理解してからが勝負です。

泥臭くテキストを素早く回していき、要所では、丁寧に勉強します。

このメリハリが大事です。

 

この大前提を理解したうえで、以下のようにテキスト読みます。

私の記憶術というのは、基本的に「接触回数」を増やすことです。

多分、万人に対応した方法は、「接触回数」を増やす事ではないでしょうか。

以下、テキストの読み方もご紹介します。

 

テキストを回す際、1~7周目ですが、わからなくても長時間考えずに、どんどん進めます。

7周回した程度では、試験で、「安定した」点数はまだ取れないレベルですので、まだまだこれからと思うと気が楽です。

とにかく、話の流れを掴む、全体像をつかむということに意識を向けます。

 

8~15周目は、頭の中で、出てきた論点に対し、関連知識を思い浮かべながら、回します。

7周終えた段階で、話の流れがだいぶ掴めてきているので、読むスピードが上がっています。

ここから、頭の中で関連知識をつなげる作業を始めます。

株式会社ではこう書いてるけど、持分会社ではどうか??とか。

関連知識をつなげる作業は、試験で「勘違い」を無くす作業です。

本試験では、混同しやすい知識が多く出題されるので、関連知識をつなげる作業をしないと、確実な得点は望めません。

要するに、「運」が悪くて、落ちる可能性が残ります。

また、これまで、理解が不十分だった箇所も、あーそういうことだったのかと、ひらめく事が多いのが、この時です。

※項目を見て、アウトプットするという方法はやっておりません。

 

16周目~25周目は、「知識を維持する、もしくは、記憶をより濃くする」だけの作業です。

この段階に来ると、自然と速読力はかなり上がっています。

新しく記憶する内容もないので、忘れていないかをチェックするだけの作業となります。

この段階にきて、初めて、試験の点数が安定し始めました。

この最後の作業を徹底的に行うことで、試験における不運を限りなく排除できます。

面倒な作業ですが、この作業を乗り越えたかどうかが、合否を分けるような気がします。

 

その他、記憶術として、模擬試験の成績が不調で、悔しさが込み上げているときに勉強するのはおすすめです。

成績が悪いと、やる気が下がって、集中できない人も多いかもしれませんが、この時は感情が高ぶっているのでチャンスです。

「悔しい。。。なんで間違えたんだ。」と涙しながら、勉強した知識をいうのは、身になります。

私の経験ですが、TAC合格力完成答練で、枠ずれを起こしていた「債務者変更」の論点を、私は、本試験で確実にものにできました。

これは、枠ずれを起こして、悔しいという感情を抱えたまま、すぐに復習を行った為です。

ですので、模擬試験の直後は、チャンスです。

間違いなく、「記憶力」が向上する時ですから。

 

 

↓ この記事が参考になった方は、クリックお願いします!!

にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
にほんブログ村