司法書士試験  一発合格へ

令和2年度司法書士試験 合格しました。

司法書士試験体験談(午後の部)

 

司法書士試験


こんにちは。

りーすけです。

 

2020司法書士試験の午後の部について、記述したいと思います。

 

12:30 着席、説明開始

生理現象抑制の為、お手洗いに。

不登法の解答用に見たことない枠があったが、皆同じ心境だろうと推察して、下手に焦らないようにする。第3欄?が「申請人」のみであること、登録免許税の内訳が第1欄のみあることを見つけ、試験開始直後、鉛筆で大きく丸をすると決める。

13:00 試験開始

解答順序は、マイナー(11問まで)→商登(28問~)→不登(12問~)

解答終了目標時刻は、13:45でした。

※民訴等

第5問に少し時間かかるも7問目まで通常通り。6/7。第5問目は結局不正解。

※供託法

特に難なく終了。3/3

司法書士法

特に難なく終了。1/1

 

ここまでで、13:11。

 

商業登記法

商登も会社法と同じく、「泥臭く解く」戦法で問題文を丁寧に読み込む。しかし、解きづらい問題のオンパレード。一方、結果は、皆の正答率の高い29問目を落とすも、6/8だった。肢の関係で解き辛く、これを知らなければ終わるという、まさに生死を分ける問題が模試より多かったと感じた。オートマを精読せず、浅く読んでいたら、6問の回収は不可能だった。

 

ここまでで、13:28。

 

不動産登記法

「テンポ良く解く」がテーマでした。不動産登記法は知っている、知っていないが特に明白な上、肢の関係でどんどん解けるので、テンポ良く終わらせることができるかどうかが、記述式の点数を変えると思ってました。しかし、模試より、問題文がそこそこ長く、22問目~24問目あたりで息切れ。結局、4問ミスの12/16。22問目~24問目の息切れ部分は、全落とし。実力不足もあるが、テンポの重要性を実感。自分が今年受けた模試と比べて、一番難しかったと思いましたが。。これより、はるかに難しい昨年の問題を受けた方々は、すごいですね。。昨年は、記述式に入る前のメンタルの折れ具合が、合否を分けたのではないかと思いました。

 

ここまでで、13:55。

思いの外、時間がかかって、焦りましたが、模試の時の解答速度スピードアップ(模試は、13:45目安)はこの時の為にあったと思いなおし、記述に移りました。

 

不動産登記法 記述式

不動産登記法記述式の解き方は、工程化してました。工程:不動産登記記録写し(リアリスティック式)→添付書類チラ見→添付書類カテゴライズ→後で再確認が必要な注意事項の選抜→問いのチェック→初めに戻って、冒頭から事実関係の補足まで一読→検討。第1欄と6欄は、後でやろうとすっ飛ばす。全体の検討が終わり、さあ書こうとしたのが、14:18。ふと、ある講師の先生が言っていたことを思い出し、手を止める。先生曰く、「一度書いたら取り返しがつかない不登の記述式は、時間を使い切ったほうがよい」とのこと。いったん立ち止まり、何か見落としがないか、問題文を見ていく。この時、登記不要が3件ある上に、第4欄で名変1件だけというのは何かおかしい、、と違和感を感じていました。運よく、根抵当権の債務者の名変を見つけ、第5欄との整合性を感じ、安堵する。TACの今年の答練でも同様の名変問題があり、この時は失敗して大幅減点をくらい、へこんだ経験があるので、答練の経験がつながったと感じました。また先生の言葉を思い出し、再度見直しに転じる判断ができたのは、運が良かったです。LECさんの予想採点でいくと、24/35。

 

ミスは以下のとおり。

・第1欄、第6欄 部分点もきつい

・第2欄 Dの住所漏れ

・第3欄 申請人 取扱店記載なし、提供できない理由記載なし

・第4欄(1)(2) 登録免許税を金1000円にした。

・第5欄 (1)根拠条文ミス、(2)(追加)の文言なし。取扱店記載なし。

 

ここまでで14:55。

 

商業登記法 記述式

 模試より時間がかかっているので、ペースアップを意識する。この時、既に疲労感MAXでまずお手洗いに。商登記述の解き方も工程化してました。工程:登記記録写し(株、資本金、役員図など)→注意事項選抜→冒頭から問いまで→別紙と共に検討。検討では、登記できるものは赤、添付書類は青と消えるボールペンで色分けして問題用紙に記載し、一斉に書いていく感じです。

 株式と資本金の額は、解答を書きながら計算するとミスが出やすいので、必ず事前に計算して結論(年月日、〇〇株、金〇〇円)を構成用紙に書いてから、解答用紙を書き始めるよう心掛けました。今回は、中途半端な数字だったので、この方法は有効だったと思います。

 内容的には、オートマ記述式に記載してあるような問題が多く、著者の先生に感謝しています。さて検討が終わり、書き始めようとしたときに、手が全然動かず、焦りました。択一の開始からここまで、模試より丁寧に検討した結果、疲労が溜まりまくってました。また、今検討したものが全て書き終わらなければ、合否が怪しくなってしまうというプレッシャーを強く感じ、本当に手が動かなかったです。すぐにお手洗いに行きましたが、プレッシャーと疲労はなくならず、そして手が動かず、恥ずかしい話ですが、涙が出てきました。自分が今ここで書ききらないと、温かくサポートしてくれた周囲の人、会社員時代に歯を食いしばって勉強をしてきた自分を裏切ってしまうと思ったからです。内容は検討出来ているんだから、おおげさかもしれませんが、1年に1度しかないという重圧は、ただ書くという作業ですら、不自由にさせてしまいました。ある先生がいう走馬灯現象は、15:30から回りました。

 また、「合格は、苦しいとき、一歩手を伸ばした先にある」というある先生の言葉を思い出しました。手も動かない時だったので、見直しする余裕は正直なかったのですが、気合を入れなおし、見直した結果、代表権付与による代表取締役の就任の登記事項を見つけました。この得点は、この言葉から得られたようなものだと思います。結局、15:55にすべて書き終わりました。LECさんの予想採点によると、29/35。

 

ミスは以下のとおり。

・第1申請 登録免許税ミス、株主リスト通数ミス

・第2申請 普通種類株主総会議事録漏れ、監査役の就任承諾書と本人確認証明書漏れ、印鑑証明書を記載

 

16:00 試験終了

試験終了後、解答用紙回収が終わるまで、お守りを握ってずっと祈ってました。

 

午後の部まとめ

・登記法択一は、模試より本試験のほうが難しい(と感じました。)

・記述式は、模試と違って精神的な面での粘りが必要。

 

 本試験の記述式解答速報を確認したところ、模試に比べて基礎事項が多いと思いました。これまで、本番より応用問題が多い模試を解いているにもかかわらず、本番で思うようにできなかったのは、精神面での要素が大きいと思います。これまで私は、センター試験、大学前期試験、大学後期試験、大学院試験と1年に1度のプレッシャーのある試験を経験してきましたが、司法書士試験の記述式が1番思うようにさせてくれない試験でした。15時30分になった時、ふと、あと30分経てば、もう解答を変えることができないんだ、ケアレスミスであろうがなんだろうが、法務省から見れば基礎がわかっていない受験者と判断されるんだと思い、更にプレッシャーが増しました。もうここからは、小手先のメンタル術では解消できなかったので、「気合い」としかいいようがなかったと思います。そして、最後の15:59:59まで、言葉でいうと簡単ですが、気合いを維持できたので、色々ミスはしましたが、特に悔いは残りませんでした。

 

最後まで見て頂き、ありがとうございます。

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