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令和2年度司法書士試験 合格しました。

【経験談】基本書を裏切る4つの危険なタイミング

教科書,司法書士,基本書,りーすけ

こんにちは。

 

りーすけです。

 

今は、ネットで司法書士受験に関して、簡単に多くの有益な情報が得られると思います。

しかし、多くの有益な情報がある分、自分が今まで培ってきた勉強方法を変えたくなる時が来ると思います。

 

講師の多くが、自分が決めた基本書で、ほかの参考書に浮気せず、勉強を継続することが大事といいます。

これは私は「真実」だと思ってます。

しかし、勉強当初は「よし!浮気せず、自分が決めた基本書でがんばるぞ!」と決意しても、受験生活は長いです、本当に浮気しそうになる時が多々あります。

 

私は結局自分が決めた勉強方法を最後まで貫き通しましたが、これまでの自分の受験勉強を振り返って、自分が決めた基本書を貫き通す上で、4つの危険だったと思うタイミングをご紹介したいと思います。

 

タイミング①:基本書の選択の時 (2018年10月初学者講座の選択)

 

タイミング②:模擬試験初受験の時 (2019年12月LEC4科目実力判断模擬試験)

 

タイミング③:[今年限定]コロナ延期が決まった時(2020年5月)

 

タイミング④:直前期、模擬試験で成績が低調になった時(2020年7月)

 

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以下、詳しく書きたいと思います。

タイミング①:基本書の選択の時 (2018年10月初学者講座の選択)

 基本書選択の時に、自分がどういう考え方で選択したかは、基本書を貫き通す上で重要です。

この時点でどのように自分が考えたかは、後々、基本書を信じ抜くことにつながります。

 

私の場合は、長い受験生活を共に過ごす基本書を決める際、以下の点を重視しました。

①平易に書かれていること。

②大事なポイントが最小限に強調されていること。

③口コミや合格実績を決め手にしないこと。

④人の意見を決め手にしないこと。

 

①:受験生は実務をやったことのない赤ちゃんのような存在なので、自分にとって少し背伸びしたなーと感じるテキストを選ぶと、長期的な勉強の継続に耐えうることは不可能だから。

 

②:自分にとって、大事なポイントが何かは受験勉強前期と受験勉強後期で変化するので、なるべく、ごちゃごちゃと色使いがされていないテキストを選んだほうが、自分専用のテキストにアップデートしやすいから。

 

③、④:自分の性格や能力は、自分がよく理解しているはずなので、人の話を鵜呑みにしてテキストを選べば、自分の性格や能力とマッチングしない可能性があるから。

 

③、④は特に大事だと思います。

人の意見を重要視してテキストを選ぶと、腹の底から自分自身が納得できていない為、最後まで自分のテキストを信じることが出来ず、少しのきっかけで、すぐに裏切ってしまう恐れがあります。

 

周りの意見を聞くことも大事ですが、私は基本書を選ぶときは、「自分の声」に耳を傾けることが重要だと思います。

 

 

 

タイミング②:模擬試験初受験の時 (2019年12月LEC4科目実力判断模擬試験)

模擬試験を受けた際、点数が伸びなかったときは、これまでやってきた勉強が間違っているのではないか?という気分になると思います。

 

本気でやっているからこそ、不安になって、色々情報を検索しがちです。

その時に人が成功した方法論を見つけると、そっちに自分の意識が向かい、勉強方法を変更したくなります。私も、初めての模擬試験でD判定をとった時は、そう思いました。

しかし、私はこの時勉強方法を少しも変えることはしませんでした。

ひたすら、オートマの精読、出るとこ、過去問のみです。

 

良い成績を収めている人の成功論を真似して、その方向へと舵を切ったほうが、得策だと思いがちですが、私は良い成績を収めている人も、悪い成績だった「過程」があるはずだと考えました。

現状の成績はあくまで「過程」だと思って、泥臭くいつもどおりの自分のやり方を繰り返すのが一番だと思います。

 

 

タイミング③:[今年限定]コロナ延期が決まった時(2020年5月)

コロナ延期が決まった瞬間、専業だし、時間に余裕が出来たから、今のテキスト(オートマシステム)は読み込んだし、もう他のテキストにステップアップしようかなと私は思いました。

他のテキストとは、オートマプレミアです。

まあ、著書は一緒なので、問題ないかなと思いました。

私は、TACのWeb質問を通して、著者の山本先生に「今の成績はこういう状況ですし、ここまでテキストもやりこんでるので、プレミアに移行してもいいですか?」と質問し、「移行しても問題ない」という回答をもらいました。

しかし、私は熟慮した結果、結局変えませんでした。(山本先生、質問したのにごめんなさい。)

理由は、「今のテキストの中身を自分は完璧に理解できていないのではないか?」という自分の声が聞こえたからです。

コロナ延期が決まった時、ネット上には様々な講師のアドバイスが飛び交いましたが、こういうイレギュラーの時こそ、一番大事なのは「自分の声」だと思います。

誰もコロナ延期後の対応なんて経験したことないのですから。

 

何回も繰り返したテキストですが、まだまだ精度を高める必要があるということが分かり、延期後も黙々と同じテキストを繰り返し確認したことで、模試の成績は、8月頃にはかなり安定しました。

 

 

タイミング④:直前期、模擬試験で成績が低調になった時(2020年7月)

先に述べたように、8月頃には、成績は安定したのですが、7月に停滞期が訪れていました。

やはり、延期もあったのに基本書を更に繰り返す選択をしたのは、間違いだったのでは?そう思ってしまいました。

しかし、この時も基本書を更に繰り返す選択を貫きました。

なぜなら、自分の能力や性格を基準にし、自分の意志を重視して、この基本書を選び、自分の心に従って、延期後も基本書を繰り返す選択をしたからです。

自分のやり方を信じ抜くには、「自分自身で決めたかどうか?」、これにかかってくると思います。

 

 

まとめ

長い受験生活、何とか自分のテキストを貫き通すことが出来ましたが、重要だったのは、「最初から最後まで、すべて自分で選択し続けること」が最も重要だと思いました。1つのテキストを信じるという事は、口でいうと簡単ですけど、本当に難しいことです。受験のプロである講師の話は、本当に有益で大事な情報ですが、自分の状態に本当にマッチした情報は何なのか?、「自分の声」に耳を傾けることを忘れてはならないと思います。

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