答練の必要性について考えてみた【司法書士試験 答練】
こんにちは。
りーすけです。
答練って本当に必要なんだろうか?、そう考える人も一定数いるかと思います。
特に初学者の方は、全てのカリキュラムを終えた後、4月の答練を受験するべきかどうか、悩むと思います。
私も、同じく悩みましたが、結局4月のTAC合格力完成答練を6回すべて受験しました。
その経験を元に、答練の必要性を考えます。
答練は必要か?
必要だと思います。ただし、以下の人にのみ必要と考えます。
中上級者と専業受験生の初学者です。
兼業受験生の初学者が答練をこなすと、貴重な土日のどちらかの半日が答練で潰れてしまうので、最も大事なテキスト、過去問の勉強が疎かになると思います。
したがって、兼業受験生は答練の受験は控えて、模試の受験のみにすべきだと考えます。
答練の受験で身についたと感じたものは以下の項目でした。
・新作問題に対する思考力
・時間配分の感覚
・記述式の答案構成力
これらの力は、実践的演習を積むことでしか得られない力である為、答練は非常にこういった面で、効果的な教材でした。
また、答練はモチベーションアップにつながります。
初学者の私は、答練では、ボロボロの成績でした。
記述は枠ズレのオンパレード、判定はほとんどD判定です。
しかし、自分が難しいと感じた問題でも、高得点を叩き出している猛者がいるわけで、強い悔しさを感じました。
私はかなりの「負けず嫌い」なので、答練の成績が悪い度に、「絶対見返してやる」という強い気持ちを感じていました。
通信で勉強してきた初学者の方は、なかなか自分のレベルを測るタイミングがないかと思います。答練は自分の立ち位置を知る為に、非常に効果的です。
答練を受けてみると、「沢山勉強したのになんで?」というくらい最初は点数が悪いものです。
その悔しさが改善につながっていくので、是非恐れずチャレンジしてみたらいいと思います。
答練の危険性
答練は、自分の実力アップに効果的な側面が多いものの使い方を間違えると、成績を下げる教材だと思っています。
その使い方とは、答練を「完璧に復習すること」です。
(特にオートマを使っている方は、完璧な復習はやめた方がよいです。)
答練では多くの未出知識が問われる為、非常に勉強になる教材ですが、成績を上げるためには、勉強しない方がよい知識の方が多いです。
もともと司法書士試験は、Aという知識があって、A'、A''、A'''のような似たような関連知識を、混同させず高い精度で自分の頭に叩き込むことが求められる試験だと思います。
答練での知識を無理に追ってしまうと、知識の混同が発生する可能性があります。
具体的には、自分のテキストにB、B'、B''という3つの関連知識があり、これを自分が完璧に覚えていたとしても、答練で出たB'''の4番目の知識を加えることで、折角峻別できていた3つの知識があやふやになる危険性があることです。
よって、私は、答練で出た新しい知識を取り入れることは、ほとんどしませんでした。
特にオートマを使っている方は、元々網羅性を排除し、本当に必要な基礎を集めて、それを集中して勉強する方法を取っているので、答練の知識をむやみに吸収するのは、正攻法から遠ざかっているかもしれません。
新しい知識をどんどん取り入れたい欲求のある方は、教材をLECのブレークスルーにすべきだと思います。
こういった理由から、答練は、未出の知識を取り入れるのではなく、間違った問題の確認を行い、基本書の読み方や過去問との向き合い方が甘かったと反省する事に使った方が、成績アップの近道かもしれません。
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いかがでしょうか。
答練は、自分のこれまで勉強の方向性が正しいかどうかを見極めることに効果的な教材です。
答練はあくまで受験者が利用するべきであって、答練に踊らされないようにしたいですよね。
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